多くの方々の御協力の元、数々の艱難辛苦（？）を乗り越え、「奄美島口ラジオ体操」のＣＤが完成しました。奄美市をはじめ、旧笠利町、龍郷町、大和村、宇検村、瀬戸内町、喜界島、徳之島など、8地域の方々による島口のラジオ体操かけ声と、NHKで放送されているラジオ体操のかけ声をそのまま島口に直訳したものが収録されています。只今、絶賛発売中です。

さっそくＣＤの内容を紹介するため、8地域の島口ダイジェストMixバージョンによるプロモーション・ムービーを作成しました。このダイジェストMixバージョンはCDには入っていませんが、これを聴けば地域ごとのことばの違いやCDの内容がよくわかると思います。

今回の収録には、蛇三線ロックバンド「ティダ」の雄志さん、真介さんも参加してくれました。

収録場所は三カ所で、奄美大島では、ピアノは奄美市立住用中学校の音楽教室、島口かけ声は名瀬の奄美観光ホテル宴会場で収録し、ティダの雄志さん、真介さんは東京・恵比寿のスタジオで収録しました。

「奄美島口ラジオ体操」は決してノヴェルティ・ソングなどではなく、奄美地域の大切な方言である島口を、保存・伝承・普及する目的で制作したものです。それでも、共通語とは全く異なった奄美各地域のことばの違いは、奄美の子どもたちや若い方にも新鮮な響きとして聞いていただけたようです。また、国民の殆どが知っている「ラジオ体操」ですから、全国の多くの方にも十分楽しめる内容になっていると思います。